愛媛県CLT普及協議会

愛媛県CLT普及協議会

ABOUT THE COUNCIL
協議会について
ABOUT ESTABLISHMENT
協議会設立について

ご挨拶

発起人代表

一般社団法人
愛媛県木材協会

前会長 井関 和彦

本日は、設立総会をご案内いたしましたところ、ご多用な中にも関わりませず、中村愛媛県知事様、日本CLT協会 中島会長様のご臨席を賜り、誠にありがたく深く感謝申し上げます。
また、県内の関係者の皆様方に当協議会への入会をご案内いたしましたところ、8団体と50企業等の皆様が会員登録してくださり、心から厚く御礼を申し上げます。その上、愛媛大学特命教授の林先生にはアドバイザーとして、また、愛媛県及び、県下14市町様にはオブザーバーとしてご参画くださるとのこと重ねて厚く御礼を申し上げます。

さて、県土の7割を占める愛媛の森林は、先人たちの努力や県の支援などによって成熟し、山村地域の貴重な資源となっております。これからの本県の林業・木材産業は、この資源を活用して雇用を生み出し、「育てる時代から活用する時代へとシフトしながら「健全な森林づくりと環境に優しい木材の利用拡大」を進め、地域の成長産業として育成していくことだと考えております。
そして、県におかれましては、公共施設の木造・木質化や柱材の無償提供など県内需要の拡大に努められるほか、知事自ら首都圏でトップセールスを実施し、「媛すぎ」「媛ひのき」のブランド材の販路拡大を積極的に進められており、実に時宜を得た施策に取り組んでいただいていると、深く感謝し、我々林業・木材産業に携わるものにとりまして誠に心強く敬服する次第であります。
しかしながら、県産材の主な需要先であります住宅につきましては、少子高齢化や、消費増税後の駆け込み需要への反動などにより、その新設着工戸数が減少することが懸念されており、今後効果的な県産材の出口対策を講じることが喫緊の課題となっています。
 
このような中で、建築材として優れた断熱性や強度を持つため欧州で活用が進み、日本政府の新しい成長戦略でも普及の加速化や生産体制構築の方針が示されたところです。材料となるスギ資源が充実している本県にとっては、CLTは新たな構造用建築材料として、木材需要の拡大に大きく寄与し、県産材の需要拡大を通じた、林業・木材産業の経営安定と森林整備の推進を図るため、関係機関の連携協力体制を構築し、CLTの普及と一般化を促進することを目的として、「愛媛県CLT普及協議会」を設立することといたしました。

今日は、愛媛県CLT普及協議会設立、会則、協議会会費徴収等の承認の件をご審議していただくこととなりますが、ご忌憚のないご意見を賜り、関係事業に円滑に取り組みできますようご協力をよろしくお願い申し上げます。

平成26年8月1日

設立までの経緯

平成26年
1月21日(火) NHKにて「新しい木材バネルCLTの可能性」が放送される。
1月30日(木) 伊藤忠建材(株)への知事トップセールス時にCLTについて意見交換を行う。
2月14日(金) 林業木材業界の代表者がCLTについて検討会を行う。県産材の利用拡大を図るため、業界として検討を始めることを確認。
3月9日(日) 内子町小田小中学校落成式にて、知事と銘建工業㈱中島浩一郎社長がCLTについて意見交換を行う。
3月13日(木) 農林水産部長が銘建工業㈱を訪問し知事の御礼文を手渡すとともに、知事の訪問受け入れと、本県との連携協力を依頼した。
3月18日(火) 林業木材業界が銘建工業㈱のCLTラインと日本で第1号のCLT建健築物である、おおとよ製材所社員寮(高知県)を視察。
4月23日(水) 林業木材業界の代表者がCLTについて協議した結果、「愛媛県CLT普及協議会」(仮称)を設立し、CLTの普及や一般化に向けた取り組みを開始することで合意。
5月23日(金) 愛媛県森林組合連合会、愛媛県木材協会代表者が、県や日本CLT協会との連携協力を構築し、CLTの取組みを進めたい旨、知事に要望した。
6月13日(金) 知事が日本CLT協会会長で銘建工業社長の中島社長を訪問し、本県でのCLT普及への協力について快諾が得られた。
8月1日(金) 愛媛県CLT普及協議会を設立。CLTの普及や一般化について検討する。

設立にあたっての資料

設立趣意書
協議会会則(H22.8.22一部改正)