クロス・ラミネイティド・ティンバー(Cross Laminated Timber)の略称で、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した重厚なパネル。欧米を中心に、平成7年ごろより、中・大規模のマンションや公共施設などの壁や床に用いられている。
直交積層構造により欠点が分散されるため、節等の多い比較的低質な材を利用できる。また、厚みや幅があるため、高い断熱性、耐火性や強度が期待できる。
特徴
(1)施工がシンプルで工期が短い
(2)断熱性に優れ、高い省エネ効果
(3)中層階の構造物の構造体として最適・高い強度性能。
CLT普及に必要となる主な関連法令(規格・基準等)などの整備
○日本農林規格・平成25年12月20日 JAS規格制定
・平成26年 1月19日 JAS施行
直交集成板(CLT)の日本農林規格概要